多くの女性を悩ませる、冷え性。
日中、夜中、春夏秋冬関わらず、自分でも驚くくらい冷たいと感じる末端。
年齢関係なく慢性的に指先や足のつま先に冷えを感じる人も少なくないかと思います。
末端冷え性で怖いのは、それに伴う、頭痛やめまい、腹痛など様々な症状。独立して現れる症状なので冷え性から現れている頭痛、冷え性からきているめまいなどわかりにくのが恐ろしいところです。
これは、冷え性がいろいろな症状を引き起こすという意味ではなく、末端冷え性の原因は他の症状も引き起こしてしまうということなんです。
末端冷え性といっても20代、30代と更年期を迎える40代半~50代半ばでは少々原因と事情が異なります。
不思議なことに最終的に末端冷え性を引き起こすメカニズムは同じ、だけどもその過程が異なる。難しいような人の体、でも意外とシンプルなのも事実。
冷え性の原因と更年期だからこその冷え性とその原因を見ていきましょう。
冷え性の原因は
冷え性の原因として挙げられるのが、生活習慣の乱れ。
生活習慣、そして乱れ。なんて言葉で書くと仰々しい感じもしますが、実際「乱れ」なんて大げさなものではなく日々の生活の些細なことが原因につながるんです。
食生活。
私たちが日常食べる食べ物。一人で過ごしていればお弁当や外食で済ましてしまったり。家族で食べる時でも、子供が好きなものを優先、忙しい時間で簡単に作れることに目を向けてしまいがちです。
適度な食事のバランス。
冷え性の原因の一つにミネラルやビタミンが不足することが挙げられます。摂取した食べ物は体内でエネルギーに変換。この時に発生する熱が体温になるんですね。
エネルギーを作り出すのに必要になるのがミネラルそしてビタミンという訳なんです。
ミネラルといってもその成分は多岐に渡ります。カルシウムにカリウム、亜鉛や鉄、銅など様々な成分を効率よく更に定期的に摂取しなければ意味がありません。
日々の食事を見直しましょう。なんて簡単な言葉で濁すことは簡単ですが、生きているだけで忙しいのが現代人。
頭でわかっていてもなかなか食事のことまで頭が回りませんよね。
サプリメント。健康食材。こういった食事の補助をしてくれるものが流行っているのは1日3食。たったの24時間しかない1日を効率よく過ごしていくにはある意味仕方がないともいえることなんですね。
血流の悪さが、冷え性を悪化させる
血の巡りが悪い。これは冷え性だけに係らず、体調がすぐれない人ほど多くに見かけられる症状の一つです。
体の中をものすごい数の血管が巡っているのを知らない人は流石にいないかと思います。
血液が体中を回ることで生きていくことができる私たち。でも、日常でその姿を意識して過ごしている人はそんなに多くないかと思います。
血液を体中に巡らせる、それは意味もなく血が巡っているわけではありません。血の中には酸素や栄養素を全身に届けるといった重要な役割、そして体の中に溜まった老廃物を回収する重要な役割を持っています。
血をサラサラにするのは血液の循環を良くするため。逆に言えばドロドロの血は血液の循環に悪く更に血管を詰まらせる原因になります。
血管が詰まるというのは血栓ができるということ。その結果、脳梗塞の原因になるのは有名な話ですよね。
血流が悪い中でも、ポンプの役割を果たす心臓から最も遠いのが足の先。
足元の冷え性というのは、体の異変の1歩目のシグナルともいえるわけなんです。
更年期から始まる冷え性
40代半場から迎える更年期。
更年期はホルモンバランスを著しく変化させ、ホルモンバランスが崩れることで発生します。
特に子宮で作られていたエストロゲン。脳が子宮にエストロゲンを注文して、子宮がエストロゲンを生成する。更年期に入るまではエストロゲンはこの流れで保たれています。
しかし、更年期に入ると子宮はエストロゲンの生成を現象され、いつまでたっても作られないことで脳が混乱を始めます。
更年期障害の始まりです。
更年期に入ると、自律神経が乱れ冷え性や頭痛、めまい、ホットフラッシュなどを引き起こし体の不調が多くなるのはこの為なんです。
自律神経とは呼吸や血液循環に食べ物の消化そして吸収。更には排泄や体温調節など生きていく為に不可欠な神経のことを呼びます。
ここまでくると更年期が引き起こす冷え性の原因もわかるかと思います。
ホルモンバランスを崩すことで自律神経が乱れ、血液の循環に支障がでる。冷え性だけでなく体の不調につながるという訳なんですね。
つまり、生活習慣を規則正しくしていても女性の体のつくりが体の乱れを引き起こしてしまいます。
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